●管理人の言いたい放題●

これは2003年ブッシュ・シリーズ第14戦ドーバー「MBNA Armed Forces Family 200」に出走したモデルです。買ったときは全然気付かなかったのですが通常の「Stacker 2」のものだと思っていたんですが、調べていくうちに1戦のみのスペシャルだったんですね。といってもフードに「2 Fast 2 Furious」のロゴが入っただけのことなんですけどね（笑）。写真が全てパッケージの中のものである理由は単に壊さないと取り出せないということだけです。

ちなみに「2 Fast 2 Furious」は2003年に公開された映画で、日本語版では「ワイルド・スピードX2」の名称で公開されました。「2」ということはパート1もあるわけで、第1弾は2001年に、第3弾「ワイルド・スピードX 3 TOKYO DRIFT」は2006年に公開されています。

「Racing Champions」ブランドのものは比較的値段が安いかわりにオープン箇所がなく、ペイントもそれほど綿密でないということがありますが、このモデルはペイントに関しては結構しっかりしています。スポンサーロゴも潰れず細かく再現されていますし、側面から見ると通常のスタンダード・モデルと変わりはありません。可動箇所が少ないというのは推奨年齢の引き下げによるものだと思われます。

さてこのモンテカルロのドライバーであるスコット・ウィマーですが、2000年にリミテッド（スポット）でブッシュ・シリーズに参戦し、翌2001年からビル・デイビス・レーシングからフル参戦し、同チームの#23をドライブするようになりました。2001年は優勝はありませんでしたが2002年には4勝を挙げシリーズ3位となっています。

この年の4勝については面白い話があります。2002年シーズン#23には「Siemens」というプライマリー・スポンサー（メイン・スポンサー）がついていたのですが全てのレースに協力していたわけでなく、全体の3分の2程度のイベントにとどまっていたのです。言うまでもなくスポンサーについて、好成績を挙げてもらえば御の字なのですが、実はこの年の4勝は全てスポンサーがついていなかった時に挙げたものだったのです。したがってマシンは真っ白なカラーリングでついているステッカーはシリーズスポンサーのものだけだったのです。真っ白で何も書かれていないマシンがビクトリーレーンに入ってくる。スポンサーとしては勿体ない話ですよね。このことが理由かどうか分かりませんが翌2004年には「Stacker 2」が全戦に渡ってサポーとしていました（この年のドライバーはケニー・ウォレスで、シリーズランキングは9位。もともと「Stacker 2」自体がケニーについていたわけでもあるので一概に言えないかも）。

この他の「2 Fast 2 Furious（邦題：ワイルド・スピードX2）」」プログラムのモデルはこちらからどうぞ。