●管理人の言いたい放題●
ブライアン・ビッカーズがヘンドリック・モータースポーツからブッシュ・シリーズに参戦しシリーズチャンピオンを獲得したときのスタンダード・ペイント・モデルです。Team CaliberのPit Stop Seriesはワイドが少し広いような感じがするんですよね。気のせいでしょうか。
Pit Stop Seriesだけあって可動箇所はフードのみとなっています。そのためお値段もお手頃価格となっておりました(笑)。
このブッシュ・シリーズに参戦したヘンドリック・モータースポーツですがビッカーズは2003年からの加入となっています。というのも前年2002年まではヘンドリック・モータースポーツのオーナーであるリック・ヘンドリックの息子リッキー・ヘンドリックが#5をドライブしていました。しかし2002年の第3戦ラスベガスのアクシデントで右肩を負傷してしまいます。数戦欠場したのち再びステアリングを握ることになりましたが怪我の回復が思わしくなく、シーズン終盤、最終戦を待たずしてドライバー人生に終止符を打つことになったのです。そして彼はブッシュ・シリーズのヘンドリック・モータースポーツの共同オーナーの座につき2003年のドライバーとしてブライアン・ビッカーズを雇うことになるのです。
その2003年にインディアナポリスで行われたレースでビッカーズが初優勝を記録し、リッキー・ヘンドリック自身もNASCAR史上最年少優勝オーナー(このとき23歳)になりましたがそれだけでは彼は止まりません。波に乗ったビッカーズはその後2勝をあげ、最終戦ホームステッドでチャンピオンに輝いたのです。そして翌年同じヘンドリック・モータースポーツからカップ・シリーズへと登っていったのです。しかし2004年10月24日、リッキーは突然この世を去ります。彼の乗った飛行機が墜落しパイロットや関係者9名とともに亡くなってしまったのです。わずか24歳でした。2003年、ビッカーズがこのマシンで獲得した記録はリッキーへの最大の贈り物だったに違いありません。
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