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1996年8月11日にニューヨーク州ワトキンス・グレンで行われた第20戦「The Bud At The Glen」に出走したデイル・アーンハートSr.のレースドバージョンです。映画「Dale the Movie」より。予選ポールポジション、決勝6位。

Sr.は、このレースの2週間前にアラバマ州タラデガで行われた第18戦「DieHard 500」で発生したビッグワンに巻き込まれる。117周目、リーダーはSr.。その右後方に#4 スターリング・マーリン、Sr.の後ろには#28 アーニー・アーバンがドラフティングにつく。最終ターンを回ってホームストレッチに戻ってくるとき、アーバンのフロントが右前方のマーリンのリアに接触。マーリンはその反動でインサイドのSr.のリアに接触、Sr.はアウトサイドのコンクリートウォールに激しくヒットし、ビッグワンに発展した。この事故でSr.はで鎖骨、胸骨、肩甲骨を骨折する重傷を負う。

しかしその翌週のインディアナポリス「Brickyard 400」のレストラックにSr.はいた。怪我を押して出走したのである。しかしながら最後まで走りきることなく、最初のピットストップでマイク・スキナーにドライバーチェンジした。これは1回の欠場がカップタイトルから遠ざかることを意味することから、ポイントを獲得するための7 Times Championの意地であっただろう。

そして翌週、このワトキンス・グレンのロードコースでの復帰後初のポールポジションにつながるのである。